2階線形同次微分方程式
2階線形同次微分方程式
・・・・・・(1)
の2つの解
と
が1次独立であれば一般解は
(
は定数)
である.
■参考
微分方程式(1)の3つの解を
とする.これら3つの解の1次結合
も微分方程式(1)の解となる.
これらの3つの解が1次独立か1次従属かを検討する.
・・・・・・(2)
とおく.(2)を微分する
・・・・・・(3)
(3)を更に微分する
・・・・・・(4)
(2),(3),(4)を行列を用いて表すと
・・・・・・(5)
となる.
行列式
・・・・・・(6)
の解を求める.
が(1)の解であるので
が成り立つ.よって
となる.これらを(5)に代入する
3行目に2行目を
倍して加え,さらに1行目を
倍して加えると
行列式の値が0となる.
よって,
,
,
の何れかが 0 でなくても(6)が成り立つ.つまり(2)も成り立つ.(ここが参考となる)
したがって
は1次従属となる.
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学生スタッフ作成
最終更新日:
2023年6月11日