行列式の計算手順2
■余因子展開を利用する場合の手順
行列式の性質を利用して,ある行,またはある列の成分をできるだけ0にする.
その後,0である成分の多い行,または列で余因子展開する.
■余因子展開を利用した場合
2列目の3行目の成分以外を0にするために,行列式の計算則を用いて,2行+3行×(-2),4行+3行×(-4)の計算をする.
2列目で余因子展開をする.
行列式を簡単にするために,行列式の計算則を用いて3行+2行×(-2),の計算をする.
2列目の1行目の成分以外を0にするために,行列式の計算則を用いて2行+1行×12,3行+1行×(-1)の計算をする.
2列目で余因子展開をする.
行列式の行と列の特徴を見ると,1行目の成分が5の倍数,2行目の成分が2の倍数になっている.よって, 定数倍の性質を用いて1行目から5を,2行目から2をくくりだす
行列式の行と列の特徴を見ると,1列目の成分が3の倍数になっている.よって定数倍の性質を用いて1列目から3をくくりだす.
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最終更新日:
2023年2月8日