2つの確率変数
,
について
・・・・・・(1)
が成り立つ.
■証明
●具体的事例を用いた証明
100円硬貨と500円硬貨を同時に投げ,表がでた硬貨をもらえるとする.100円硬貨のでた面の状態を確率変数とする.表がでたら確率変数の値を1,裏がでたら確率変数の値を0とする.
500円硬貨のでた面の状態を確率変数とする.表がでたら確率変数の値を1,裏がでたら確率変数の値を0とする.
となる.
,
とする.
となる.
,
とする.
この試行で生じる事象は
事象1:100円硬貨が表,500円硬貨が表
事象2:100円硬貨が表,500円硬貨が裏
事象3:100円硬貨が裏,500円硬貨が表
事象4:100円硬貨が裏,500円硬貨が裏
の4通りである.確率関数
を
と定義すると,各事象の生じる確率は
事象1の場合:
事象2の場合:
事象1の場合:
事象1の場合:
となる.この試行で得られる金額の期待値
は
となる.
上記の計算過程を,
,
,
,
などを使って表現すると
ここで
と式変形をして,確率関数
と
を新たに導入する.
・・・・・・(2)
(2)は(1)と同じ式になっている.
●一般化した証明
◆別解
(∵ ここを参照)
(∵ (ここを参照)
)
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,
,
の計算則>>
最終更新日:
2024年2月24日