自然対数の底 e の定義
自然対数の底
は以下に示す極限の式で定義されている.
・・・・・・(1)
とおくと
・・・・・・(2)
と書き替えることができる.
【備考】
-
(右側極限)のとき
となる.よって,(1)は
・・・・・・(3)
となる.
-
(左側極限)のとき,
となる.よって,(3)は
・・・・・・(4)
となる.
(4)の右辺について,
とおくと,
のとき,
となる.よって
さらに,
とおくと,
のとき,
となる.よって
極限の性質より
したがって
・・・・・・(5)
(3),(4),(5)より
・・・・・・(6)
となる.
の値は,2.71828182845904・・・・・・・・・
の特徴は,関係式
が成り立つことである.すなわち,
を底とする指数関数は,それ自身の導関数と等しくなる.
この自然対数の底
のことをネイピアの数ともいう.
■参考
自然対数の底 e は数学者オイラーが対数関数
の導関数を求める過程で発見した.
を導関数の定義に従って計算する.
とおくと,
のとき
となる.よって
を0に近づけていったときの
の値を計算してみる.
の値は上の表よりある値に近づいていることがわかる.その値は,2.71828182845904・・・・・・・・・の無理数となり e の記号をつかって表す.
より
⇒参照
⇒参照
の関係式が得られる.
■e の最大の特徴
eを底とする指数関数は,それ自身の導関数と等しくなる.
参考文献:対数eの不思議 著者 堀場芳数 講談社
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最終更新日:
2026年5月8日