概念問題 解答

微積分学 微分方程式

問題4の解答

図のグラフを表す関数は,頂点が x 軸上の正の部分にある上に凸の2次関数である.この関数を式で表すと

x=a t 2 +b a<0 b>0  ・・・・・・(1)

となる.(1)をt で微分すると

dx dt =2at  ・・・・・・(2)

となる.(2)は小球の速度を表す式になる.

(2)をさらに t で微分すると

d 2 x d t 2 =2a  ・・・・・・(3)

となる.(3)は小球の加速度を表す式になる.

選択肢の1から6までのどれが,(2),(3)に当てはまるかどうかを順に検討する.

  1. (2)に対応するが,右辺が t の1次関数ではなく定数であるので,当てはまらない.
  2. (3)に対応すが,右辺が定数ではなく t の1次関数になっているので,当てはまらない.
  3. (3)に対応するが,右辺が定数ではなく y の1次関数になっているので,当てはまらない.
  4. (2)に対応するが,右辺が t の1次関数ではなく定数であるので,当てはまらない.
  5. (3)に対応する.右辺が c で負の定数である.(3)の右辺も 2a の負の定数となり一致するので,当てはる.
  6. (3)に対応するが,右辺が定数ではなく y の1次関数になっているので,当てはまらない.

以上より,答えは5となる.