次の関数の導関数を微分の公式および導関数の定義式を用いて求めよ.
f(x)= x 3
f ′ ( x )= 1 3 x 2 3
f( x ) = x 3 = x 1 3
と表すことができる.
微分の公式を用いると
f ′ (x) = 1 3 · x 1 3 −1 = 1 3 · x − 2 3 = 1 3 · 1 x 2 3 = 1 3 x 2 3
となる.
導関数の定義式を利用すると
f ′ (x) = lim Δx→0 f(x+Δx)−f(x) Δx
= lim Δ x → 0 x + Δ x 3 − x 3 Δ x
a 3 − b 3 =( a−b )( a 2 +ab+ b 2 ) の関係(ここを参照)を利用して分子の有理化をする.分母,分子に ( x+Δx 3 ) 2 + x+Δx 3 x 3 + ( x 3 ) 2 を掛ける.
= lim Δx→0 ( x + Δ x ) − x Δ x x + Δ x 3 2 + x + Δ x 3 x 3 + x 3 2
= lim Δx→0 1 x + Δ x 3 2 + x + Δ x 3 x 3 + x 3 2
= 1 3 x 2 3
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最終更新日: 2023年10月9日