等比数列の応用

■問題

毎年のはじめに 200,000 ずつ積み立てるとき, 15 年後の積立金の元利合計を,年利率 0.3 %, 1 年ごとの複利で求めよ.ただし, 1.003 15 =1.046 とする.

■ヒント

題意から,初項,公比,項数を導き,等比数列に当てはめて考える.

題意から導いた数列の和は,等比数列の和の公式

S n = a 1 ( r n 1 ) r1

を用いて求める.

■答

積立1回に対する1年後,2年後,3年後,・・・の元利合計は

200000( 1+0.003 ), 200000 ( 1+0.003 ) 2 , 200000 ( 1+0.003 ) 3 ,

という等比数列となる.つまり

初項: a 1 =200000( 1+0.003 ) 公比: r = ( 1 + 0.003 ) = 1.003

である.

よって,15年後の元利合計を S 15 とすると

S 15 = 200000( 1+0.003 )( 1.003 15 1 ) 1.0031

( 等比数列の和の公式 S n = a 1 ( r n 1 ) r1 より)

= 200000×1.003( 1.0461 ) 0.003

(与えられている 1.003 15 =1.046 を用いた)

=3075866.7

よって,約 3075,867 円となる.

 

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学生スタッフ
最終更新日: 2024年10月7日