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標本分散の期待値

前提:母集団の中から, 個の標本を取り出す(取り出した標本は,すぐに母集団に戻し,次の標本を取り出す復元抽出)試行を考える.ただし,母平均母分散 とする.

標本の分散期待値 となる.

■導出

母集団の中から, 個の標本を取り出す(取り出した標本は,すぐに母集団に戻し,次の標本を取り出す復元抽出)試行を考える.

1回目の試行で取り出したデータを

2回目の試行で取り出したデータを

回目の試行で取り出したデータを

と表記する.

各試行で得られた が生じる各確率は一定の確率で表されるので確率変数になる.それらの確率変数を とする.また,各試行の標本の平均を ,標本の分散を とする.標本平均 ,標本分散 も確率変数となり,それぞれを, で表すことにする.以上の内容を表でまとめると以下のようになる.

試行 ・・・
1回目 ・・・ σ 1 2
2回目 ・・・
回目 ・・・
期待値 ・・・

  ・・・・・・(1)

  ・・・・・・(2)

(1),(2)を確率変数で表わすと

  ・・・・・・(3)

  ・・・・・・(4)

となる.

母平均を ,母分散を とすると,前提条件より

・・・・・・(5)

  ・・・・・・(6)

である.

また

は互いに独立

である.

確率変数 の期待値を,(5),(6)の関係を用いて,母平均 , 母分散 を用いて表すことを試みる.

紛らわしいのを避けるため,(4)より と考えると. の外にくくり出せる.

(3)より

よって

より

  (ここを参照)

  (ここを参照)

(6)より

標本の分散の期待値は母分散 になる.

 

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最終更新日: 2026年5月6日