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number & formula function geometry power & logarithm vector trigonometric function
complex number derivation integration probability matrix others

基本的な行列の問題

■問題

以下の行列の成分は実数とする.

とし, とする.

(1) はいずれも逆行列をもたないことを示せ.

(2) であることを示せ.

■ヒント

逆行列をもたないことを示すには,行列式の値がゼロであることを示せばよい(参考).

の関係式も使える.

■解答

(1) 

より

よって

 ・・・・・・(i)

また,

すなわち

 ・・・・・・(ii)

(i),(ii)から, はいずれも逆行列をもたない.

(2)

2つの行列X,Yにケーリー・ハミルトンの定理を利用して,(1)の(i),(ii)を用いると,次の等式が成り立つ.

 ・・・・・・(iii)

 ・・・・・・(iv)

と(iii)より

がえられる.この関係式より

あるいは

となる.

の場合,(iv)より

の場合

となり

が成り立つ.したがって

となる.

以上より

となる.

 

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作成:学生スタッフ

最終更新日: 2022年9月6日