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以下の行列の成分は実数とする.
,
とし,
,
,
とする.
(1)
と
はいずれも逆行列をもたないことを示せ.
(2)
であることを示せ.
逆行列をもたないことを示すには,行列式の値がゼロであることを示せばよい(参考).
の関係式も使える.
(1)
より
よって
・・・・・・(i)
また,
すなわち
・・・・・・(ii)
(i),(ii)から,
と
はいずれも逆行列をもたない.
(2)
2つの行列X,Yにケーリー・ハミルトンの定理を利用して,(1)の(i),(ii)を用いると,次の等式が成り立つ.
・・・・・・(iii)
と(iii)より
がえられる.この関係式より
あるいは
となる.
の場合,(iv)より
の場合
となり
が成り立つ.したがって
となる.
以上より
となる.
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作成:学生スタッフ
最終更新日: 2022年9月6日