| ||||||||||||
|
次の関数の極値を求めよ.
で極大値
をとる.
2変数関数の極値の定理1を使用する.
与えられた関数を
でそれぞれ偏微分し,連立方程式
とし,その解を求める.
更に
,
,
をそれぞれ求め
を計算して極値を判定する.
与式を展開する.
これを
で偏微分(偏導関数の定義より,
を定数とみなして
で微分)すると
次に
を
で偏微分(偏導関数の定義より,
を定数とみなして
で微分)すると
両者を連立させる.
(1)は
となり,
または
を満たせば良い.
同様に(2)も,
となり,
または
を満たせば良い.
よってこの連立方程式の解は
(i)
(ii)
(iii)
(iv)
これら4組の連立方程式の解となる.
(i)の連立方程式の解は
(ii)の連立方程式の解は
を(3)に代入して
,
,
よって,
(iii)の連立方程式の解は
を(4)に代入して
,
,
,
よって,
(iv)の連立方程式の解は(4)から
,
,
・・・・・・(5)
これを(3)に代入して
,
,
,
,
求めた
を(5)に代入して
よって,(i),(ii),(iii),(iv)より極値をとる候補は
,
,
,
の4点となる.
次に
,
,
をそれぞれ求める.
における
,
の値は
これを元に各点における
を求める.
●点
においては
となり
は極値ではない.
●点
においては
となり
は極値ではない.
●点
においては
となり
は極値ではない.
●点
においては
となり,
より点
で極大となる.
この点での値は
以上からこの関数は点
で極大値
をとる.
ホーム>>カテゴリー分類>>微分>>偏微分>>問題演習>>2変数関数の極値
学生スタッフ作成
最終更新日: 2023年9月21日