微分方程式 P( x,y )dx+Q( x,y )dy=0 は完全微分方程式ではないが,ある関数 λ=λ( x,y ) を両辺に掛けた
{ λP( x,y ) }dx+{ λQ( x,y ) }dy=0
が完全微分方程式になることがある.
このような関数 λ を微分方程式 P( x,y )dx+Q( x,y )dy=0 の積分因子という.
微分方程式 P( x,y )dx+Q( x,y )dy=0 について
(1) P y ( x,y )− Q x ( x,y ) Q( x,y ) =ϕ( x ) ( x だけの関数)ならば, λ= e ∫ ϕ( x )dx は積分因子である.⇒証明
(2) P y ( x,y )− Q x ( x,y ) P( x,y ) =ϕ( y ) ( y だけの関数)ならば, λ= e −∫ ϕ( y )dy は積分因子である. ⇒証明
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学生スタッフ作成 最終更新日: 2023年6月12日