クラメルの公式の導出
元1次連立方程式
・・・・・・(1)
の解は
・・・・・・(2)
( )
となる.(2)の解の式のことをクラメルの公式という.
■導出
(1)を行列を用いて表すと
・・・・・・(3)
となる.係数行列
とおく.
のとき,
は逆行列
が存在し,(3)の両辺に左から
をかけると
(ここを参照)より
これより
・・・・・・(4)
( )
となる.
を
列で展開すると
・・・・・・(5)
となる.の
列をと入れ替えて
列で展開すると
・・・・・・(6)
(4)と(6)より
となり,公式が得られる.
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最終更新日:2022年9月9日