2変量正規分布シミュレーション(X, Yの2次元ヒストグラム)

2つの独立な正規分布に従う確率変数 $X$, $Y$ の組 $(X, Y)$ を繰り返し取り出し, 3D の棒グラフによる2次元ヒストグラムを作成する教材である.

確率変数 $X$ は平均 $\mu_X$,分散 $\sigma_X^2$ の正規分布 $N(\mu_X, \sigma_X^2)$ に従う. 確率変数 $Y$ は平均 $\mu_Y$,分散 $\sigma_Y^2$ の正規分布 $N(\mu_Y, \sigma_Y^2)$ に従う. 「実行」ボタンを押すたびに $(X, Y)$ の組を指定した個数だけ独立に取り出し, $X$ 軸と $Y$ 軸を底面,相対度数を高さとする3次元のヒストグラム(紫の棒)に反映する. ボタンを繰り返し押すことで,棒の高さが理論的な同時確率密度の曲面(緑の線)に近づいていく様子を観察できる. 3D グラフはドラッグ,またはグラフ下のスライダーで視点を回転できる.(縦軸は $X, Y$ 軸に対して見やすいように拡大して表示している)

※ $\mu_X, \sigma_X^2, \mu_Y, \sigma_Y^2$ を変更するとヒストグラムはリセットされる.
直近に取り出した値 : X = - Y = - 累計取り出し回数 : 0
相対度数(2次元ヒストグラム) 同時確率密度 $f_X(x) f_Y(y)$(独立と仮定)
標本平均 X
—
理論平均 $\mu_X$
2.000
標本分散 X
—
理論分散 $\sigma_X^2$
9.000
標本平均 Y
—
理論平均 $\mu_Y$
3.000
標本分散 Y
—
理論分散 $\sigma_Y^2$
14.000
標本共分散
—
理論共分散(独立)
0.000

学習のポイント

同時確率密度関数 — $X$ と $Y$ が独立であるとき,$(X,Y)$ の同時確率密度は周辺密度の積で表される.

$$f(x, y) = f_X(x)\, f_Y(y) = \frac{1}{\sqrt{2\pi\sigma_X^2}} \exp\!\left(-\frac{(x-\mu_X)^2}{2\sigma_X^2}\right) \cdot \frac{1}{\sqrt{2\pi\sigma_Y^2}} \exp\!\left(-\frac{(y-\mu_Y)^2}{2\sigma_Y^2}\right)$$

ヒストグラムの各棒の高さは,その区間(ビン)に入った標本の相対度数である. ビンの幅を $X$ 方向 $w_X$,$Y$ 方向 $w_Y$ とすると,相対度数はおよそ $f(x,y)\, w_X w_Y$ に一致するため, 緑の曲面は同時確率密度にビンの面積 $w_X w_Y$ を掛けたものを描いている.

独立性 — $X$ と $Y$ が独立であれば,標本の共分散はおおよそ 0 に近づく. 「実行」ボタンを繰り返し押して標本数を増やし,標本共分散が 0 に近づく様子や, 3次元ヒストグラムが理論曲面に近づく様子を確認するとよい.

操作方法 — 3D グラフ上をドラッグすると視点を回転できる. 1回の実行で取り出す個数を大きくすると,少ない操作回数で分布の形を素早く確認できる.