平面の方程式
点を通り,法線ベクトルが
の平面の方程式は
と表わされる.また,平面の方程式は一般に
(一般形)
と表される.このとき,平面の法線ベクトルは となる.
■平面の方程式の導出
平面は,空間中の点と平面に垂直な法線ベクトルが決まれば,一意的に決まる.平面上の点の座標を
,法線ベクトルをとし,平面上の任意の点の座標をとすると,ベクトル は平面に含まれる. は平面の法線ベクトルなので, と のなす角は90°である.よって内積がゼロとなるので
となる.この関係から
となり,平面の方程式が求まる.
■平面の方程式の求め方のいろいろ】
●空間中の3点で決まる平面の方程式
空間中の3点を
,
,
を含む平面の方程式の求め方.
●方法1
3点を含む平面上の点をP とすると, と を用いて を表すと
となる. , は媒介変数.これを座標で表すと
となり,整理すると
となる.各座標を比べると
となる.この関係式から, , を消去すると平面の方程式が得られる.
●方法2
平面の方程式の一般形のに点
,点
,点
の座標を代入して得られる連立方程式
を解いても3点を含む平面の方程式を求めることができる.
●方法3
平面の法線ベクトル
を
とする.
より,を求める.
点
を通り,法線ベクトルが
より,平面の方程式は
となる.
●方法4
平面の法線ベクトル
は外積を用いると
となる.
法線ベクトルが求まり,平面は点
を通ることより,平面の方程式を求めることができる.
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最終更新日:
2023年10月23日