合成関数の極限の証明

lim x → a g x = b で,かつ, f が b で連続ならば

lim x → a f g x = f lim x → a g x

が成り立つ.

■証明

f が b で連続であることより

任意の正数 ε に対して,適当な正数 δ ′ があって, u − b < δ ′ を満たすすべての u について f u − f b < ε となる  ・・・・・・(1)

ここで

u = g x   ・・・・・・(2)

とおくと,(1)は

任意の正数 ε に対して,適当な正数 δ ′ があって, g x − b < δ ′ を満たすすべての x について f g x − f b < ε となる  ・・・・・・(3)

と書き換えられる.

一方

lim x → a g x = b   ・・・・・・(4)

より

この正の数 δ ′ に対して,適当な正の数 δ が存在して, 0 < x − a < δ ならば g x − b < δ ′ となる.(ここを参照)  ・・・・・・(5)

(3)と(5)より

任意の正数 ε に対して,適当な正数 δ があって, 0 < x − a < δ を満たすすべての x について f g x − f b < ε となる  ・・・・・・(6)

といえる.

(6)より

lim x → a f g x = f b   ・・・・・・(7)

(4)より

f b = f lim x → a g x   ・・・・・・(8)

(7)と(8)より

lim x → a f g x = f lim x → a g x

となる.以上より証明された.

 

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最終更新日 2026年6月8日