指数関数の底の変換の仕方

指数関数の底の変換の仕方

指数関数対数関数関係より

x= a log a x

が導かれる.この関係式の x  の替わりに, b x (ただし, b>0 )を用いると

b x = a log a b x = a x log a b

となり,指数関数の底が b から a に変換される. log b x =xlogb の変換は,ここを参照のこと.

指数関数の底の変換の利用例としては,指数関数の微分がある.

■別の説明

指数関数 b x の底を b から a に変換する.

b x = a y  ・・・・・・(1)

と置き,この方程式を y について解く

(1)の両辺の底が a の対数を取る

log a b x = log a a y

x log a b=y log a a  (∵ log a R t = t log a R

x log a b=y  (∵ log a a=1 ) ・・・・・・(2)

となる.

(2)を(1)代入する.

b x = a x log a b

となり,指数関数 b x の底が b から a に変換された.

 

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最終更新日: 2024年6月20日