●知識グラフ全体 ,●このページを中心とした周辺知識グラフ
応用分野: 重心 , 慣性モーメント , 曲げモーメント(bending moment) , 曲げモーメントの計算 , 斜面を転がり落ちる剛体球 , 回転運動の法則 , 力のモーメントの向き , 異なる座標原点 , 単振り子:運動方程式
問題リスト←このページに関連している問題です

力のモーメント(トルク) (moment of force (torque))

点 P に力 F が作用しているとき,点 P の位置ベクトルを r とすると,ベクトル F の点 O のまわりのモーメント

N =r × F     - - - (1)

を点 O のまわりの力のモーメント (moment of force) (または,点 O のまわりのトルク (torque))という(成分表示).点 P にある質点に力 F が作用している場合,力のモーメント(トルク)はこの質点がもつ 角運動量の時間変化率を表す(回転運動の法則).

力のモーメント(トルク)は物体の回転運動において重要な概念であり,簡単にいえば,物体中のある点に力を作用させたときに,その力が物体を回転運動させる能力を表す量である.

図のように,点 P にある質量 m の質点に力 F が作用しているとする.式(1)より,力のモーメント N は r と F のベクトル積(外積)で定義されるので, N の方向は r と F で張られる平面(淡緑の面)に垂直で, r と F のなす角 θ について r から F に回転するときに右ネジが進む方向(図の右手の親指の方向)を向いている.また,位置ベクトルの大きさ r= |r| ,力の大きさ F= |F| を用いて, N の大きさは

N= |N| =rFsinθ     - - - (2)

と表される.点 O から PQ を通る直線に下ろした垂線の長さ l= |r| sinθ より, N=lF と書けて,これは形式的には図の △OPQ の面積の2倍に等しいといえる.




ホーム>>カテゴリー分類>>力学>>運動>>力のモーメント

最終更新日: 2026年3月19日

[ページトップ]

金沢工業大学

利用規約,誤植や誤りなどがございましたら、こちらからご連絡ください。