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応用分野: 変位距離x-tグラフ速度位置,速度,加速度の関係速度線分をm:nに内分する点の位置ベクトル(内分点)線分をm:nに外分する点の位置ベクトル(外分点)位置ベクトルを用いた点の表現ベクトルを用いた直線の方程式ベクトルを用いた円の方程式続きを見る
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位置 (position)

物体の位置を表す場合,その物体が存在する空間において,なんらかの座標系を考えて,その座標値を用いる必要がある.2次元および3次元空間の場合,一般的には,座標軸が互いに直交した直交座標系がよく用いられる.位置の単位は,その座標値の単位を用いて表す.

1次元空間(直線上)において,物体が x 軸上の点Pに存在する場合(図を参照),その物体の位置は原点Oから測った x 座標の値によって  ( x )  のように表す.

原点Oを始点とし物体の位置Pを終点とするベクトル位置ベクトルといい,1次元の場合  r = ( x ) m  と表す.そのベクトルの大きさ

r = | r | = | x | m

で与えられ,原点からの距離を表す.

2次元空間において図のような直交座標系を考えた場合,点Pに存在する物体の位置は, x 座標の値と y 座標の値を用いて  ( x , y )  のように表される.

位置ベクトル平面ベクトルであり,   r = ( x , y ) m  と表され,そのベクトルの大きさ

r = | r | = x 2 + y 2 m

で与えられる.



3次元空間において図のような直交座標系を考えた場合,点Pに存在する物体の位置は, x 座標, y 座標, z 座標の値を用いて  ( x , y , z )  のように表される.

位置ベクトル空間ベクトルであり,   r = ( x , y , z ) m  と表され,そのベクトルの大きさ

r = | r | = x 2 + y 2 + z 2 m

で与えられる.

座標系には,直交座標系以外にも,極座標系,斜交座標系,球面座標系などがあり,用途に応じて使い分けられている.



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最終更新日: 2025年9月18日

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