図のように,真空中において,2つの光源 , から,波長 の全く等しい(同位相の)光が送り出され,それぞれ経路 , を通って,点 で重なり合うとする.これら2つの経路の光路差 について

2つの光が強め合ったり,弱め合ったりすることを 光の干渉 (interference of light) という.光が干渉することは,光が波動であることの理由の一つである.
もし,図の経路 の途中に厚さ ,屈折率 の媒質(図の点線)を置くと,経路 の光路長は
なので,光路差は
となる.

光が干渉するためには「位相のそろった2つの光源」が必要である.2つの光源 , から発する光が異なれば,明るさが合成されるだけで(強度の和),干渉はしない.光の干渉を起こすためには,図のように,1つの光源 から出る光が,スリット , を通って,2つの経路に分かれて,その先にある点 で重なり合うようにすればよい.このとき,位相をそろえるために, , が から等距離になるようにする必要がある.
光の波長はとても短く,水面波などに比べて回折や干渉が観測し難いが,光を十分に狭い隙間( mm)のスリットに通すと,回折や干渉による明暗模様を観測できる.
学生スタッフ作成
最終更新日: 2025年12月25日