第2次導関数まで増減表に関する問題

■問題

関数 f x = e x 2 第2次導関数までの増減表を作成し,極値変曲点を求めよ.

■答

関数

f x = e x 2  ・・・・・・(1)

の導関数を求める.

f x = e x 2 x 2 =2x e x 2  ・・・・・・(2)

第2次導関数を求める.

f x = 2x e x 2 2x e x 2

=2 e x 2 2x 2x e x 2

=2 e x 2 +4 x 2 e x 2

=2 e x 2 2 x 2 1  ・・・・・・(3)

f x =0 となる x の値を求める.

f x =2x e x 2 =0

e x 2 >0

よって

x=

となる.

f x =0 となる x の値を求める.

f x =2 e x 2 2 x 2 1 =0

e x 2 >0

よって

2 x 2 1=0 x=± 1 2

となる.

f 1 2 = e 1 2 2 = e 1 2 = 1 e

f 0 = e 0 2 = e 0 =1

f 1 2 = e 1 2 2 = e 1 2 = 1 e

lim x± f x = lim x± e x 2 = lim x± 1 e x 2 =0

以上より,増減表を作成する.

x 1 2 0 1 2
fx + + + + 0
fx + + 0 0 0 + +
fx 0 1e 1 1e 0

増減表より

x=0 のとき極大値 1, 変曲点 1 2 , 1 e 1 2 , 1 e

となる.

●参考

増減表と対比できるように f x f x f x のグラフを示す.

 

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最終更新日: 2024年7月23日