次の指数不等式を解け.
すべての実数において成り立つ.等号成立は
指数が実数の場合 , より相加平均・相乗平均の関係を考える.
与式の左辺は という底が ,指数が の関数と, という底が ,指数が の関数の和になっている.
指数が実数の場合 , より相加平均・相乗平均の関係を考える.
指数法則より右辺を計算すると,
となる.
上式よりすべての実数で成り立つ.
等号成立は,より
となる.
よって,求める不等式の範囲はすべての実数,等号成立は
となる.
別解として,与式の右辺を左辺に移項すると
指数法則を用いて,左辺を変形すると
となり,不等式がすべての実数 で成り立っていることが分かる.
等号成立は, より
となる.
よって,求める不等式の範囲はすべての実数,等号成立は
としてもよい.
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作成:学生スタッフ
最終更新日: 2025年10月3日