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グラフの凹凸

関数 のある区間で2次導関数 をもつとする.この区間で であれば, の増加に伴い, は増加していく,つまり接線の傾きが増加していくので,この区間におけるグラフは 下に凸 の形になる.この区間で であれば, の増加に伴い,接線の傾きは減少していくので,この区間におけるグラフは 上に凸 の形になる.

i)
となる区間において,曲線 は下に凸である.
ii)
となる区間において,曲線 は上に凸である.

したがって,グラフの凹凸を知るためには, の符号を調べればよいということが分かる.また,グラフの凹凸が変わる点では, となっている(変曲点).

下に凸のことを上に凹,上に凸のことを下に凹ともいい,一般にある区間で下に凸のグラフとなる関数を凸関数,上に凸(下に凹)のグラフとなる関数を凹関数と呼ぶ.

第2次導関数まで使った増減表

極大値 極小値

第2次導関数増減表では,グラフの曲線の曲がり方も含めた矢印 を使う.


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最終更新日:2025年7月1日