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ベクトル空間
の
個のベクトルの組
が1次独立(線形独立)で,
の部分空間
を張るとき,
を
の 基底 ,ベクトルの組の数
を
の次元という.
の次元が
(
次元)であれば
と表す.
の任意のベクトル
は基底
の1次結合として一意に表せ
となる.
基底
の個々のベクトルの大きさが 1 で,互いに直交する場合,つまり
のとき,この基底を正規直交基底 という.
例えば,
次元実ベクトル空間
の基本ベクトル
は1次独立であり,
を張っているので,
の基底となっている.さらに,個々のベクトルは大きさ 1 で互いに直交するので正規直交基底である.
部分空間
TeXに変換設定していない数学記号や,特殊文字が含まれています。今後直していきます。
の基底と次元を求める.
より,
よって
となり,
(部分空間
は
で張られる部分空間である.)
また,
より,
は1次独立である.
以上より,部分空間の基底は
で,次元は
である.
最終更新日:2025年4月22日