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点と点
の2点間の距離,言い換えると線分
の長さを,2点の座標成分を使って表現する方法を
について述べる.
■数直線の場合
軸上に点
と点
があり,その座標成分をそれぞれ
,
とする.ただし,
である.
この場合,線分
の長さは
,線分
の長さは
である.(絶対値を参照)
線分の長さは,線分
の長さから線分
の長さを差し引いたものとなる.すなわち
・・・・・・(1)
となる.
線分の長さは,線分
の長に線分
の長さ加えたものとなる.すなわち
・・・・・・(2)
となる.
線分の長さは,線分
の長さから線分
の長さを差し引いたものとなる.すなわち
・・・・・・(3)
となる.
(1),(2),(3)は絶対値を使うと
となる.また
であるので,結局2点間の距離は,ただ単に2点の座標成分の差の絶対値になる.この時,座標成分の大小を考えなくてもよい.
■座標平面の場合線分は直角三角形
の斜辺になる.三平方の定理より
となり,よって
となる.
■座標空間の場合線分は直角三角形
の斜辺になる.三平方の定理より
となる.線分は直角三角形
の斜辺になる.三平方の定理より
となる.したがって
となる.
最終更新日: 2024年8月6日