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2次関数のグラフの拡大,平行移動に関する問題

■問題

2次関数  のグラフは, のグラフをどのように拡大した後,平行移動したかを答えよ.

■答

 のグラフは

 のグラフを原点を中心として, 軸方向に2倍した(拡大した)後, 軸方向に2, 軸方向に3平行移動したもの

である.

あるいは

 のグラフは, のグラフを原点を中心として, 軸方向に 倍 した(拡大した)後, 軸方向に2, 軸方向に3平行移動したもの

である.

■ヒント

関数 のグラフを原点を中心として, 軸方向に  倍 , 軸方向に 倍 した後, 軸方向に 軸方向に 平行移動(移動距離は軸の正の方向を正とする)した

グラフを表す関数

 

となる.よって,,すなわち, に適用すると

  ・・・・・・・(1)

の形に, の式を変形するとよい.

■解説

方針に従っての式を以下のように変形する.

まず,平方完成する.

 の係数2で の項と  の項をくくる.

   

の係数,とおく

( )の部分が になるように、( ) の中に を加え,( ) の外で を引き、差し引き0にする。

 

次に,(1)の形になるように,式を変形していく.

 

 ・・・・・・(2)

となる.(2)は次のようにも変形できる.

 ・・・・・・(3)

(2)より, のグラフは

 のグラフを原点を中心として
 軸方向に2倍 した(拡大した)後, 軸方向に2, 軸方向に3平行移動したもの

である.

(3)より, のグラフは

 のグラフを原点を中心として
 軸方向に 倍 した(拡大した)後, 軸方向に2, 軸方向に3平行移動したもの

である.

 

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最終更新日: 2024年9月13日