演習問題

粗い斜面を滑り落ちる物体に働く力

図が示すように,水平面に固定された台の粗い斜面の点 O 質量 5.00kg の物体を静かに置いたところ,物体は滑り出し下端の点 P に達した.点 O から下した鉛直線と水平面との交点を Q とすると, OQ 間の距離は 3.00m PQ 間の距離は 4.00m であった.物体には重力 w と斜面からの垂直抗力 n が作用するほか,物体が斜面を滑っている間,物体と斜面の間には動摩擦力 f が作用し,その大きさは   | f |=21.4N である.また,重力加速度の大きさを g=9.80 m/s 2 とする.



綱で荷物を引っ張る人(静止摩擦力・動摩擦力・仕事)

図のように,水平であらい床面上にある質量 m[kg] の荷物を水平から θ の方向に綱で引いた.綱の張力の大きさ F[N] F 0 [N] を超すと同時に荷物は滑り出した.荷物と床面との間の静止摩擦係数 μ 動摩擦係数 μ 重力加速度の大きさを g[ m/s 2 ] とする.



F-xグラフと仕事 2

図1

質量 16kg の物体が力を受けて x 軸上を移動する.このとき,物体に作用する力の x 成分 F x は,右図のように物体の位置 x とともに変化する.物体は x=0 から x=9.0m まで移動し, x=0 から x=3.0m までの間に作用する力は

F x = ( x3.0 ) 2 3 +3.0

で与えられるものとする.


仕事と運動エネルギーとの関係 1

滑らかで水平な床の上で,はじめ速さ 2.0m/s で運動していた質量 2.0kg の小物体に,その進む向きと同じ向きに一定の力を加え続けて 4.0m 移動させたところ,物体の速度が 8.0m/s になった.物体に加えた一定の力の大きさ F[N]


力学的エネルギー保存則 1

質量 m[ kg ] のある小球を,地上から高さ h[ m ] の位置で速さ v 0 [ m/s ] で鉛直上向きに投げ上げた. ただし,重力加速度の大きさを g[ m/s 2 ] として,空気抵抗は無視できるものとする.また,地上を位置エネルギーの基準とする.