次の関数 f( x ) が,偶関数か奇関数かを判断し,偶関数ならは関数 f( x ) のフーリエ余弦変換 F x ( ω ) を,奇関数ならば関数 f( x ) のフーリエ正弦変換 F s ( ω ) を求めよ.
f x = e x x<0 e −x x≧0
F c ( ω )= 1 1+ ω 2 2 π
f( x ) は偶関数である.よって,フーリエ余弦変換 F c ( ω ) を求める.
F c ( ω )= 2 π ∫ 0 ∞ f( x )cosωxdx
= 2 π ∫ 0 ∞ e −x cosωxdx
I= ∫ 0 ∞ e −x cosωxdx とおく.
I= ∫ 0 ∞ ( e −x ) ′ cosωxdx
部分積分法を用いている
= [ − e −x cosωx ] 0 ∞ − ∫ 0 ∞ ( − e −x )( −ωsinωx )dx
=0+1−ω ∫ 0 ∞ ( − e −x ) ′ sinωxdx
=1−ω{ [ − e −x sinωx ] 0 ∞ − ∫ 0 ∞ ( − e −x )ωcosωxdx }
=1−ω{ 0+ω ∫ 0 ∞ e −x cosωxdx }
=1− ω 2 I
よって
I=1− ω 2 I
( 1+ ω 2 )I=1
I= 1 1+ ω 2
したがって
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最終更新日: 2023年7月6日