1次方程式に関する問題

1次方程式に関する問題

■問題

1次方程式

a x + 2 x + 1 = b a b は定数 )  ・・・・・・(1)

の解を求めよ.

■解説動画

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■答

a 2 の場合

x = b 1 a + 2

a = 2 かつ b 1 の場合

解なし

a = 2 かつ b = 1 の場合

解は実数全体

■解説

x を含むを左辺に, x を含まない定数項を右辺になるように式を整理する.

まず,(1)の両辺から 1 を減じる(等式の性質2)ことにより,(1)の左辺の 1 を右辺に移項する.

a x + 2 x + 1 1 = b 1

a x + 2 x = b 1 ・・・・・・(2)

(1)の右辺の 1 が右辺に移項できたので,(2)の左辺を整理する.

(2)の左辺の整式の共通因数である x をくくりだし,残りを()の中に入れる,

x a + 2 = b 1 ・・・・・・(3)

(I) a + 2 0 ,すなわち, a 2 の場合

(3)の両辺を a + 2 で割る(等式の性質4).

x a + 2 a + 2 = b 1 a + 2 ・・・・・・(4)

(4)の両辺を約分する.

x = b 1 a + 2

(II) a + 2 = 0 ,すなわち, a = 2 の場合

(3)は

x 0 = b 1 ・・・・・・(5)

となる.

(II-1) b 1 0 ,すなわち,の場合 b 1

(5)の左辺は常に 0 ,右辺は常に 0 ではない.よって,(5)が成り立つ x は存在しない.すなわち,解なしとなる.

(II-2) b 1 = 0 ,すなわち,の場合 b = 1

(5)の左辺は x がどのような値であっても常に 0 ,右辺も 0 である.よって,(5)は x が任意の実数で成り立つ.よって,解は実数全体となる.

以上をまとめると

a 2 の場合

x = b 1 a + 2

a = 2 かつ b 1 の場合

解なし

a = 2 かつ b = 1 の場合

解は実数全体

となる.

 

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最終更新日: 2025年4月18日