2次関数 のグラフを 軸方向に , 軸方向に 平行移動したグラフを表す関数を求めよ.
関数 のグラフを 軸方向に , 軸方向に平行移動(移動距離は軸の正の方向を正とする)したグラフを表す関数は
・・・・・・(1)
となる.(グラフの平行移動を参照).
今回は , に対応する.
よって を
, ・・・・・・(2)
に書き換えて
・・・・・・(3)
となる.これが求める関数である.
上の点 を 軸方向に , 軸方向に 平行移動したものを点 とし,点 , の座標をそれぞれ , とすると
・・・・・・(4)
の関係がある.これは点を点の座標の値を用いて表しているが,逆に点の座標を,点の座標の値 , を使って表すと
・・・・・・(5)
となる.(5)は上記の(2)に対応する.
点 は 上の点であるので
・・・・・・(6)
の関係がある.この(6)の とに(5)の関係を代入すると
・・・・・・(7)
が得られる.(7)は との関係を表している.すなわち,この(7)が のグラフを 軸方向に , 軸方向に 平行移動したグラフを表す関数である.
2次関数の頂点 を 軸方向に , 軸方向に 平行移動すると, に移動する.よって,求める関数は
となる(ここを参照).
ホーム>>カテゴリー分類>>関数>>関数の演習問題>>グラフの移動に関する問題>>2次関数のグラフの平行移動に関する問題
最終更新日: 2024年9月13日