式の展開と因数分解に関する問題

因数分解

■問題

x 3 +11 x 2 +32x+28

■答

( x+2 ) 2 ( x+7 )

■方針

因数定理を利用する

■解き方

係数がすべて正であるので,xに正の値を入れても与式は0になることはない.よって,負の値を代入する.

x=1 のとき

= 1 3 +11 1 2 +32 1 +28

=1+1132+28

=6

よって,与式は x+1 を因数に持たない.

x=2 のとき

( 2 ) 3 +11 ( 2 ) 2 +32( 2 )+28

=8+4464+28

=0

よって,与式は x+2 を因数に持つので

( x+2 )×A= x 3 +11 x 2 +32x+28

となる式 A が存在する。

よって A

x 2 +9x+14 x+2 ) x 3 +11 x 2 +32x+28 ¯ x 3 +2 x 2 9 x 2 +32x ¯ 9 x 2 +18x 14x+28 ¯ 14x+28 0 ¯  筆算による整式の割り算を参照

よって

A = ( x 3 + 11 x 2 + 32 x + 28 ) ÷ ( x + 2 ) = x 2 + 9 x + 14

となる。

次に A たすきがけ手法による因数分解する.

掛け合わせて x 2 の係数の 1 となる組み合わせは 1,1 1,1

掛け合わせて 14 となる組合わせは ,7 1,14 2,7 1,14 であるので

1 2 2 1 7 7 9

となる.よって

A=( x+2 )( x+7 )

となる.

以上より

x 3 +11 x 2 +32x+28= ( x+2 ) 2 ( x+7 )

となる。

 

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学生スタッフ作成
最終更新日: 2024年9月19日