| ||||||||||||
|
次の関係で定義される陰関数
について
を求めよ.
まず,
より定義した
となる2変数関数
を
で微分する.その結果から
を求める.
与式を変形すると
となる.
とおく.
を
,
とする合成関数と考えて,これを
で微分すると
合成関数の偏導関数の公式を用た.
よって
・・・・・・(1)
ここで
偏導関数の定義より,
を定数とみなして
で微分する.
・・・・・・(2)
偏導関数の定義より,
を定数とみなして
で微分する.
・・・・・・(3)
(1)に(2),(3)を代入すると
・・・・・・(4)
となる.
・・・・・・(5)
とおく.
を
,
とする合成関数と考えて,これを
で微分する.このとき合成関数の偏導関数の公式を用いる.
・・・・・・(6)
ここで
(5)を代入する.
分数関数(商)の導関数の公式を用いる.
偏導関数の定義より,
を定数とみなして
で微分する.
・・・・・・(7)
(5)を代入する.
分数関数(商)の導関数の公式を用いる.
偏導関数の定義より,
を定数とみなして
で微分する.
・・・・・・(8)
(6)に(7),(8),(4)を代入する.
の関係から
点
をドラックして曲線
上を動かすと,
のグラフ(青色),
のグラフ(緑色)が描かれる.
JSXGraph Copyright (C) see http://jsxgraph.org
の両辺を
で微分する.
・・・・・・(9)
(
についてはここを参照)
(9)を
について解く.
・・・・・・(10)
(9)を
さらに
で微分する.
(11)を
について解く.
・・・・・・(12)
(12)に(10)を代入する.
の関係から
ホーム>>カテゴリー分類>>微分>>偏微分>>問題演習>>陰関数の2次導関数
学生スタッフ作成
最終更新日: 2025年1月20日