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質量の物体があり,図のようにばねでつながれている.物体を原点から点
までゆっくりと動かしたとき,弾性力のした仕事を求めよ.ただし,ばね定数は
,ばねの自然長は
とし,物体はばねの弾性力により持ち上がることはないとする.
図のように物体の移動方向を軸の正方向とする.また,物体の位置を
で表すこととする.
物体の位置がのときのばねの伸び
は,
まで移動したときのばねの長さから元のばねの長さ
を引いたものである.
ここで,まで移動したときのばねの長さを
とすると,
は三平方の定理より
したがって
よって,ばねの弾性力の大きさ
は
となる.
図のように軸と弾性力のなす角を
とすると,三角関数の定義より
となる.
物体を位置から
だけ動かした時にかかる弾性力のした仕事
は
となる.従って,物体を原点から点
まで動かした時の弾性力のした仕事
は
(
の計算はここを参照)
よって,物体を原点から点Aまでゆっくりと動かしたときの弾性力のした仕事はである.
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学生スタッフ作成
最終更新日:
2023年11月23日