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弾性力のした仕事

■問題

質量の物体があり,図のようにばねでつながれている.物体を原点から点までゆっくりと動かしたとき,弾性力のした仕事を求めよ.ただし,ばね定数は,ばねの自然長はとし,物体はばねの弾性力により持ち上がることはないとする.

■答

■ヒント

弾性力仕事

■解説

図のように物体の移動方向を軸の正方向とする.また,物体の位置をで表すこととする.

物体の位置がのときのばねの伸びは,まで移動したときのばねの長さから元のばねの長さを引いたものである.

ここで,まで移動したときのばねの長さをとすると,三平方の定理より

 

したがって

 

よって,ばねの弾性力の大きさ

 

となる.

図のように軸と弾性力のなす角を とすると,三角関数の定義より

 

となる.

物体を位置からだけ動かした時にかかる弾性力のした仕事 

となる.従って,物体を原点から点まで動かした時の弾性力のした仕事 

 

 

 

 

( の計算はここを参照)

 

 

 

 

 


よって,物体を原点から点Aまでゆっくりと動かしたときの弾性力のした仕事はである.

 

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学生スタッフ作成
最終更新日: 2023年11月23日