式の導出
が多項式である定数係数線形非同次微分方程式
において
(ただし,
は多項式) ・・・・・・(1)
と表されるとき,逆演算子
は
・・・・・・(2)
となる.
■導出
(1)より
・・・・・・(3)
となる.微分演算子は,多項式の同様に,和,定数倍,積が成り立つので
・・・・・・(4)
が成り立つ.
に(4)の両辺の微分演算子をほどこすと
となる.以下のように微分演算子の計算を進める.
は
次の多項式であるので,
である.よって
・・・・・・(5)
は
の関数で
・・・・・・(6)
とおくと
・・・・・・(7)
となり,逆演算子の考えを用いて(7)を書き直すと
・・・・・・(8)
と表現できる.(6),(8)より
が得られ,したがって
となる.
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最終更新日:
2024年10月7日