残差平方和の期待値(線形単回帰分析の場合)
,
のデータの組が
個あるとする(標本).
| データNo. |
データ
(説明変数) |
データ
(目的変数) |
| 1 |
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| 2 |
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| 3 |
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このデータから求められる残差平方和
の期待値は誤差の分散を
とすると
(備考:このページでは残差平方和SSEを数式の見やすさの観点からと表現する)
となる.
【前提条件】
誤差はランダムに生じ,平均
の正規分布に従うと仮定する.式で表すと以下のようになる.
-
:誤差は正規分布に従い,その平均は
(
),
その分散は
(
),である.
-
のとき,
と
は互いに独立である(独立ならば無相関であるから,
のとき共分散
である(ここを参照)).
■導出
個のデータ(標本)から求めた線形単回帰式を
・・・・・・(1)
標本から最小二乗法により求めた回帰係数であることを明確にするために回帰係数にハット記号"^"を付けている.
母集団から求めた線形単回帰式を
・・・・・・(2)
(はに対するの予測値を示す.)
とする.
に対する(1)より求めた予測値を
とすると
・・・・・・(3)
に対する(2)より求めた予測値を
とすると
・・・・・・(4)
となる.
残差
は
・・・・・・(5)
誤差
は
・・・・・・(6)
である.
(5)より以下の連立方程式が得られる.
・・・・・・(7)
ここで
・・・(8) ,
・・・(9),
・・・(10) ,
・・・(11)
注意:確率変数の
と区別するために,このページでは行列を太字で表わすことにする.
とおくと,(7)は
・・・・・・(12)
と表現できる.
(6)より同様にして
・・・・・・(13)
ただし
・・・・・・(14) ,
・・・・・・(15)
である.
・・・・・・(16) ,
・・・・・・(17)
とおくと
(5)より
・・・・・・(18)
(6)より
・・・・・・(19)
残差平方和
は
(5)を代入すると
・・・・・・(20)
である.回帰係数
,
は,
が最小になるように調整されているので,
,
を変数と考えたとき以下の2つの式が成り立つ.
・・・・・・(21)
・・・・・・(22)
(21),(22)の連立方程式を解くことにより以下の式が得られる.
・・・・・・(23)
(23)を(12)に代入する.
・・・・・・(24)
・・・・・・(25)
注意:このページでは,期待値を表わす記号
と区別するために単位行列は
を使うことにする.
(20)の
を(11)の
を用いて表す.
・・・・・・(26)
(26)に(25)を代入する.
ここでの計算の結果より
・・・・・・(27)
(27)に(13)を代入する.
ここでの計算の結果より
・・・・・・(29)
前提条件(ii)の
のとき
より,
のとき
となる.よって
前提条件(i)の
より
より
ここでの計算の結果より
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最終更新日:
2026年7月22日