ある立体があり,その断面積が変数 の関数として表せるとき,その区間 における立体の重心の 座標 は
体積の質量 を求める.
ある立体があり,その断面積が変数 の関数として表せるとき,その区間 における立体の体積は
・・・・・(1)(体積の計算を参照)
である.ここで,体積の密度(単位体積あたりの質量)をとすると,立体の全質量 は
・・・・・・(2)
であり,(1)より
・・・・・・(3)
となる.
次に,立体の重心の座標を求める.
「重心」の定義は「物体の各部分に働く重力の合力の作用点」であり, 軸と交わり 軸と重力の方向に垂直な回転軸の回りに関して「重力による力のモーメント」=「各々の力のモーメントの和(連続体の場合は積分)」が成り立たつ.力のモーメントの正方向が反時計回りの方向であることを考慮すると
( は重力加速度の大きさ, の位置の微小は厚さ の薄板の質量は ,重力は )
定積分の定義より
(2)から
(1)から
立体の重心を利用することで,回転体の重心を求めることができる.
回転体の重心の求め方→ここ
学生スタッフ作成
最終更新日:
2023年11月24日