同次形微分方程式に関する問題
■問題
次の微分方程式の一般解を求めなさい.
・・・・・・(1)
■答
(
は任意定数)
■ヒント
同次形微分方程式 を参照
■解き方
・・・・・・(1)
(1)を変形すると
(1)の両辺をで割ると
・・・・・・(2)
とおく.すなわち
・・・・・・(3)
これをで微分すると
・・・・・・(4)
(3),(4)を(2)に代入すると
両辺を積分すると
(ただしは任意定数)
両辺に3を掛けると
対数の性質より
右辺の
は
と変形できるので()
よって
を元に戻すと(
)
両辺を3で割ると
さらに両辺に
をかけると
とおくと
・・・・・・(5)
のとき,(5)は
・・・・・・(6)
となる.
(6)が成り立つとき
・・・・・・(7)
(6),(7)を(1)の左辺に代入すると
となり,(6)は与式の微分方程式を満たすので、その解となる.
よって,(5)は
も含めて微分方程式の解となる.
以上より,微分方程式の解は
(
は任意定数)
となる.
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最終更新日:
2023年6月19日