次の問題を積分せよ(定積分).
∫ 0 3 −1 1 ( x+1 ) 2 +3 dx
π 12 3
定積分の基本式
∫ a b f( x )dx= [ F( x ) ] a b =F( b )−F( a )
基本となる関数の積分
∫ 1 x 2 + a 2 d x = 1 a tan − 1 x a + C ( Cは積分定数)
を用いる.
あらかじめ, ∫ 1 ( x+1 ) 2 +3 dx を求めておく.
∫ 1 ( x+1 ) 2 +3 dx
(この積分を参考にするとよい)
=∫ 1 ( x+1 ) 2 + ( 3 ) 2 dx
= 1 3 tan −1 x+1 3 +C
(これが 1 ( x+1 ) 2 +3 の原始関数である)
よって,定積分の計算(ヒントの式)より
∫ 0 3 −1 1 ( x+1 ) 2 +3 dx = 1 3 tan −1 x+1 3 0 3 −1
となる.
= 1 3 ( tan −1 3 3 − tan −1 1 3 )
= 1 3 ( tan −1 1− tan −1 1 3 )
( tan −1 については,アークタンジェントを参照 )
= 1 3 ( π 4 − π 6 )
= π 12 3
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最終更新日: 2023年11月23日