垂線の長さの問題

垂線の長さの問題

■問題

平面 x + 2 y + 4 z = 21 に,原点から垂線を降ろした.その垂線の長さを求めよ.

■解説動画

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■答

21

■ヒント

平面の方程式から垂線の方程式をつくる.

原点から垂線を降ろし,交わった点の座標を求め,この値から垂線の長さを求める.

あるいは,公式

a x 0 + b y 0 + c z 0 + d a 2 + b 2 + c 2

を使う.

■解説

平面に垂直なベクトルは

1 , 2 , 4

(平面の方程式の x y z の係数が,平面に垂直な法線ベクトルの成分になる.平面の方程式を参照 )

である.よって,原点を通って平面に直交する直線の方程式

x 1 = y 2 = z 4

となる.

x 1 = y 2 = z 4 = t

とおくと

{ x = t y = 2 t z = 4 t

(媒介変数を用いた直線の方程式)

となる.これらを平面の方程式に代入すると

t + 2 ( 2 t ) + 4 ( 4 t ) = 2

t + 4 t + 16 t = 21

21 t = 21

t = 1

となる.よって

x 1 = y 2 = z 4 = 1

となり

x = 1 , y = 2 , z = 4

が得られ,原点から垂線を降ろし交わった点の座標は

( 1 , 2 , 4 )

となる.

したがって垂線の長さは

1 2 + 2 2 + 4 2 = 21

公式を使うと

a x 0 + b y 0 + c z 0 + d a 2 + b 2 + c 2 = 1 0 + 2 0 + 4 0 21 1 2 + 2 2 + 4 2 = 21

となる.

■3D Graph

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最終更新日: 2025年4月18日