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行列A=(abcd)には次に示すケーリー・ハミルトンの定理が成り立つ.
A2−(a+d)A+(ad−bc)E=O
この等式は,行列の次数を下げるのに用いられる.
A2=(a+d)A−(ad−bc)E
のように式を変形すると,次数をひとつ下げることができる.
A2−(a+d)A+(ad−bc)E
=(abcd)(abcd)−(a+d)(abcd)+(ad−bc)(1001)
=(a2+bcab+bdac+cdbc+d2)−(a2+adab+bdac+cdad+d2)+(ad−bc00ad−bc)
=(bc−ad00bc−ad)+(ad−bc00ad−bc)
=(0000)
=O
となり,証明された.
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最終更新日: 2022年9月6日