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F分布

連続型確率変数 Xが,確率密度関数

f(x)=Γ(n1+n22)Γ(n12)Γ(n22)(n1n2)n12xn121(1+n1n2x)n1+n22  (x0;n1,n2=1,2,3,)

をもつとき,X自由度 (n1,n2)F分布 F(n1,n2) に従うという.

確率変数Xが自由度(n1,n2) のF分布F(n1,n2) に従うとき

平均E(X)=n2n22(n23)

分散V(X)=2n2(n1+n22)n1(n22)2(n24)  (n25)

が成立する.

■性質

  • F(n1,n2) の確率密度関数をfn1,n2(x) とおくとき,正の定数 a について

    +afn1,n2(x)dx=1a0fn2,n1(x)dx

    が成立する.
  • 確率変数XF(n1,n2) に従うとき,確率変数 1XF(n2,n1) に従う.
  • 確率変数XY が互いに独立で,それぞれ自由度 n1n2χ2 分布に従っているとき

    F=Xn1Yn2

    は自由度(n1,n2) のF分布に従う.

  • X を自由度(n1,n2)F分布に従う確率変数とする.α(0α1) に対して

    P(XFn1,n2(α))=α

    とするとき

    Fn1,n2(α)=1Fn2,n1(1α)

    が成立する.

F分布の確率密度関数

0.511.522.533.544.50.20.40.60.8−0.2
n1 = 4.00
n2 = 4.00

右上のスライダーの○印を動かすことにより自由度 n1n2 を変更することができる.

■Excel教材

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最終更新日: 2024年5月10日

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