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カイ2乗分布

連続型確率変数 X確率密度関数

f(x)=12n2Γ(n2)xn21ex2(x>0;n=1,2,3,)

をもつとき,Xは自由度n χ2 分布に従うという.

確率変数Xが自由度nχ2 分布に従うとき

平均E(X)=n

分散V(X)=2n

である.

■性質

  • 確率変数 XN(0,1) に従うとき,確率変数 X2は自由度1のχ2分布に従う.

  • 確率変数 X1,X2,,Xn が互いに独立で,すべてN(0,1)に従うとき

    X12+X22++Xn2

    は自由度nχ2 分布に従う.
  • 確率変数 X1,X2,,Xn が互いに独立で,すべてN(μ,σ2) に従うとき,標準化した Yi=Xiμσ から成る

    Y12+Y22++Yn2

    は自由度nχ2 分布に従う.
  • 確率変数 X1X2 が互いに独立で,それぞれ自由度mnχ2 分布に従うとき

    X1+X2

    は自由度 (m+n)χ2 分布に従う.

  • XY は互いに独立な確率変数で,それぞれ N(0,1) と自由度nχ2 分布に従うとき

    T=XYn

    は自由度nt 分布に従う.

χ2分布の確率密度関数

246810121416180.10.20.30.40.5−0.1
n = 4.00

右上のスライダーの○印を動かすことにより自由度nを変更することができる.

■備考

P(X = u 1 2 n 2 Γ n 2 x n 2 1 e x 2 dx =a

となる u χ 2 n a と表すことにする.

■Excel教材

χ 2 分布の理解を深めるための教材をマイクロソフトのExcelで作成しました.⇒Excel教材

 

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最終更新日: 2024年8月21日

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