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基数とは,数値表現において,各桁の重み付けの基本の数である.
n 進数の基数は n であり,各桁 k の重みは nk−1 となる.
たとえば10進数の234は
234=2×102+3×101+1×100
=2×100+3×10+1×1
となり,3桁目では重み 103−1=100 が2つあることが分かる.
後述するが,2進数などの n 進数についても同じことがいえる.
(1101)2=1×23+1×22+0×21+1×20
=1×(1000)2+1×(100)2+0×(10)2+1×(1)2
2進数の4桁目の重み 23=(1000)2 が1つあることになる.
10進数とは0~9の10個の数字で表現される数字であり,我々が普段の生活で使用している数字である.
1つ上がるごとに重みが,下位の桁の10倍になる.
コンピュータには人間が使用する10進数が理解できない.そのためコンピュータは電流が流れている状態を1,
電流が流れていない状態を0とした,2個の数字の組み合わせを用いる.これを2進数という.
10進数との対応を下の表に示す.桁が1つ上がるごとに重みが,下位の桁の2倍になる.
コンピュータが扱う2進数は人間には理解しにくい,そのため人間に理解しやすいように直した表現が16進数である.
16進数は0~9の10個の数字とA~Fの6個のアルファベットで表わしたものである.2進数との対応を下の表に示す.
桁が1つ上がるごとに重みが,下位の桁の16倍になる.
最終更新日:
2023年10月5日