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実数,に対して不等式が成り立つ
・・・・・・(1)
が成り立つ.
(1)の不等式を2つに分ける.
・・・・・・(2)
・・・・・・(3)
(1)+(3)より
・・・・・・(4)
・・・・・・(5)
(4)+(5)より
・・・・・・(6)
ここで,
・・・・・・(7)
とおくと
・・・・・・(8)
(7),(8)を(6)に代入すると
・・・・・・(8)
となる.
を に書き換えると
が得られる.
とすると, はあるいは である.また,とすると, はあるいは である.ただし, とする.これらを,以下の2つの1次元ベクトルで表現することにする.
:, :, :, :
の計算の組み合わせは,以下の4通りになる.
の取りうる値を,小さい順に並べると,, ,,となる.
より, の最大値は,となり
・・・・・・(9)
が成り立つ.(9)は,,の対称性を考えると,の場合も成り立つ.
より, の最小値は, となり
が成り立つ.
より
である.よって
・・・・・・(10)
の場合は,より
・・・・・・(11)
となる.
(10),(11)より,任意の,に対して
が成り立つ.
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最終更新日: 2023年12月18日