問題を解くのに必要な知識を確認するにはこのグラフ図を利用してください.

基本的な行列の問題

■問題

2次正方行列A=abcd に対して,TA=a+dΔA=adbc とおく.

TA2TAΔA を用いて表わせ.

AΔA=1 かつA4=E を満たすとする.

(1)TA の値をすべて求めよ.

(2)TA0 となるA をすべて求めよ.

■答

TA2=TA22ΔA

(1) TA=0,±2

(2) A=1001,1001

■計算

TA2TAΔA を用いて表わせ.

A2=abcdabcd=a2+bcab+bdac+cdbc+d2

よって

TA2=a2+d2+2bc

=a+d2+2bcad

=TA22ΔA

 

AΔA=1 かつA4=Eを満たすとする.

(1)ΔA=1A4=E から

TA4=TE=2 ・・・・・・(i)

ここで,TA=t とおくと

TA4=TA22

=TA222ΔA2

=TA22ΔA22ΔA2

ΔA=1TA=tを代入する.

=t2222 ・・・・・・(ii)

(i),(ii)より

t2222=2

よって

t22=±2

ゆえに

t=0,±2

すなわち

TA=0,±2

(2)t=2 のときケーリー・ハミルトンの定理により

A22A+E=0

よって

A2=2AE ・・・・・・(iii)

これをA4=E に代入すると

2AE2=E

よって

4A24A+E=E

ゆえに

A2=A

(iii)に代入してA=E

t=2 のとき

A2+2A+E=0

よって

A2=2AE ・・・・・・(iv)

これをA4=E に代入して

4A2+4A+E=E

ゆえに

A2=A

(iv)に代入してA=E

以上より

A=1001,1001

 

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作成:学生スタッフ

最終更新日: 2024年10月7日

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