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2次関数 y=2x2−8x+11 のグラフは,y=x2 のグラフをどのように拡大した後,平行移動したかを答えよ.
y=2x2−8x+11 のグラフは
y=x2 のグラフを原点を中心として,y 軸方向に2倍した(拡大した)後,x 軸方向に2,y 軸方向に3平行移動したもの
である.
あるいは
y=2x2−8x+11 のグラフは,y=x2 のグラフを原点を中心として,x 軸方向に1√2 倍 した(拡大した)後,x 軸方向に2,y 軸方向に3平行移動したもの
である.
関数y=f(x) のグラフを原点を中心として,x 軸方向に c 倍 ,y 軸方向にd 倍 した後,x 軸方向にa ,y 軸方向にb 平行移動(移動距離は軸の正の方向を正とする)した
y−bd=f(x−ac)
となる.よって,f(x)=x2,すなわち,y=x2 に適用すると
y−bd=(x−ac)2 ・・・・・・・(1)
の形に, y=2x2−8x+11の式を変形するとよい.
方針に従ってy=2x2−8x+11の式を以下のように変形する.
まず,平方完成する.
x2 の係数2でx2 の項とx の項をくくる.
y=2(x2−4x)+11
y=2(x2−4x+4)−2×4+11
a=x の係数,とおく
( )の部分が(x+a2)2 になるように、( ) の中に(x+a2)2 を加え,( ) の外で2×(x+a2)2 を引き、差し引き0にする。
y=2(x−2)2+3
次に,(1)の形になるように,式を変形していく.
y−3=2(x−2)2
y−32=(x−21)2 ・・・・・・(2)
となる.(2)は次のようにも変形できる.
y−31=(x−21√2)2 ・・・・・・(3)
(2)より,y=2x2−8x+11 のグラフは
y=x2 のグラフを原点を中心として
y 軸方向に2倍 した(拡大した)後,x 軸方向に2,y 軸方向に3平行移動したもの
である.
(3)より,y=2x2−8x+11 のグラフは
y=x2 のグラフを原点を中心として
x 軸方向に1√2
倍 した(拡大した)後,x 軸方向に2,y 軸方向に3平行移動したもの
である.
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最終更新日: 2024年9月13日