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図のような底面の半径が R ,高さが H の円錐の重心を求めよ.
円錐の底面より高さ H4 の位置
回転体の重心を参考にする.
図のように円錐の対称軸がx 軸と重なるようにし,円錐の頂点を原点とする.
x 軸の位置x におけるx軸に垂直で厚さが微小なdx,半径がr の円板の体積dVは
dV=πr2dx ・・・・・・(1)
となる.また, r:R=x:H より
r=RHx ・・・・・・(2)
となる.よって,(2)を(1)に代入すると
dV=πr2dx=πR2H2x2dx
となる.重心は x 軸上にあるので,重心の x 座標を xG とすると
xG=∫H0xdV∫H0dV =∫H0xπR2H2x2dx∫H0πR2H2x2dx=πR2H2∫H0x3dxπR2H2∫H0x2dx=∫H0x3dx∫H0x2dx=[x44]H0[x33]H0=H44−0H33−0=34H
となる.
よって,重心の位置は,円錐の底面より高さ H4 の位置にある.
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最終更新日: 2023年11月23日