cos x = t と置換する方法

■問題

次の問題を積分せよ(不定積分).

∫ sin x cos x d x

■答

− 1 4 cos 2 x + C ( C は積分定数)

あるいは

− 1 2 cos 2 x + C

でもよい.

■ヒント

置換積分法より

∫ f ( x ) d x = ∫ f ( x ) d x d t d t = ∫ f ( g ( t ) ) g ′ ( t ) d t ・・・・・・(1)

基本となる関数の積分 より

∫ x d x = 1 1 + a x 1 + a + C ・・・・・・(2)  ( C は積分定数)

の公式を用いる.

■解説

cos x = t ・・・・・・(3)

とおいて,置換積分する.置換積分の詳細は置換積分法を参照

d t d x = − sin x →  d t = sin x d x ・・・・・・(4)

( cos x を微分すると − sin x になるのは,ここ  を参照)

(3),(4) を用いて置換積分をする.

∫ cos x · sin x d x = ∫ t · ( − d t )

= − ∫ t d t (-を積分記号 ∫ の前に移せるのは,不定積分の基本式を参照)

方針の公式(2)にを用いる.

= − 1 2 t 2 + C

はじめに(3)とおいているので,元に戻す.

= − 1 2 cos 2 x + C

これは,2倍角の公式によって求まった答 − 1 4 cos 2 x + C と異なっているが, − 1 4 cos 2 x + C を変形すると − 1 2 cos 2 x + C になる.

半角の公式の 2 番目の式より

− 1 2 cos 2 x + C

= − 1 2 ( 1 + cos 2 x 2 ) + C

= − 1 4 cos 2 x − 1 4 + C

ここで, − 1 4 + C も任意の定数となるので, − 1 4 + C を改めて C とかき直す.

= − 1 4 cos 2 x + C

よって,このことから, cos x = t とおいて置換積分する方法でも解くことができる.

 

■確認問題

求まった答え  − 1 2 cos 2 x + C , − 1 4 cos 2 x + C を微分し,積分前の式 sin x cos x に戻ることを確認しなさい.

 

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最終更新日: 2025年3月7日