Loading [MathJax]/jax/output/CommonHTML/jax.js
関連するページを見るにはこのグラフ図を利用してください.
問題リスト←このページに関連している問題です

行列式の計算手順2

■余因子展開を利用する場合の手順

  1. 行列式の性質を利用して,ある行,またはある列の成分をできるだけ0にする.

  2. その後,0である成分の多い行,または列で余因子展開する.

■余因子展開を利用した場合

|4018120421600412|

2列目の3行目の成分以外を0にするために,行列式の計算則を用いて,2行+3行×(-2),4行+3行×(-4)の計算をする.

=|40181+2×(2)2+1×(2)0+6×(2)4+0×(2)21600+2×(4)4+1×(4)1+6×(4)2+0×(4)|

=|401830124216080232|

2列目で余因子展開をする.

=(1)3+2|41831248232|

行列式を簡単にするために,行列式の計算則を用いて3行+2行×(-2),の計算をする.

=(1)|41831248+(3)×(2)23+(12)×(2)2+4×(2)|

=(1)|4183124216|

2列目の1行目の成分以外を0にするために,行列式の計算則を用いて2行+1行×12,3行+1行×(-1)の計算をする.

=(1)|4183+4×1212+1×124+8×122+4×(1)1+1×(1)6+8×(1)|

=(1)|4184501006014|

2列目で余因子展開をする.

=(1)×(1)1+2|45100614|

行列式の行と列の特徴を見ると,1行目の成分が5の倍数,2行目の成分が2の倍数になっている.よって, 定数倍の性質を用いて1行目から5を,2行目から2をくくりだす

=5×2|92037|

行列式の行と列の特徴を見ると,1列目の成分が3の倍数になっている.よって定数倍の性質を用いて1列目から3をくくりだす.

=10×3|32017|

=30{3×(7)20×(1)}

=30

 

ホーム>>カテゴリー分類>>行列>>線形代数>>行列式の計算手順2

最終更新日: 2023年2月8日

[ページトップ]

金沢工業大学

利用規約

google translate (English version)