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応用分野: 回転行列

3次元の回転行列(x軸まわり)

点 P( x,y,z ) を x 軸のまわりに θ 回転して点 Q( u,v,w ) に移す一次変換の表現行列は

( 1 0 0 0 cosθ −sinθ 0 sinθ cosθ )

である. x 軸の正方向に右ねじを向け, x 軸の正方向に右ねじが進む回転方向を正方向とする.

■導出

x 軸の回転では x 成分の値は変化しないので

u=x  ……(1)

となる.よって,点 P から点 Q へ移す変換は,
yz 平面に平行で x 軸と x 軸の値が
x で交わる平面上の点 Ο ′ を中心として
θ 回転したものと考えることができる.

したがって

( v w )=( cosθ −sinθ sinθ cosθ )( y z )

v=( cosθ )y−( sinθ )z  ……(2)

w=( sinθ )y+( cosθ )z  ……(3)

となる.

(1),(2),(3)より

u=1x+0y+0z

v=0x+( cosθ )y−( sinθ )z

w=ox+( sinθ )y+( cosθ )z

( u v w )=( 1 0 0 0 cosθ −sinθ 0 sinθ cosθ )( x y z )

となる.

以上より, x 軸のまわりに θ 回転する一次変換の表現行列は

( 1 0 0 0 cosθ −sinθ 0 sinθ cosθ )

である.

■別の方法

x 軸のまわりに θ 回転する一次変換を f とする.

3 次元ベクトル空間の基本ベクトルを

e 1 =( 1 0 0 ) , e 2 =( 0 1 0 ) , e 3 =( 0 0 1 )

とすると

f( e 1 )=( 1 0 0 )

f( e 2 )=( 0 cosθ sinθ )

f( e 3 )=( 0 −sinθ cosθ )

よって,表現行列は

( f( e 1 ),f( e 2 ),f( e 3 ) ) =( 1 0 0 0 cosθ −sinθ 0 sinθ cosθ )

となる.

ドラッグで視点を回転できます。

視点のスライダー

el(elevation:仰角)
視点の高さを表す角度です。el = 0 のとき xy 平面と同じ高さから見て、el = π/2 のとき真上(z軸正方向)から見下ろします。
az(azimuth:方位角)
z軸のまわりに視点を水平に回す角度です。el = 0 のとき、az = 0 で y軸正方向から、az = π/2 で x軸正方向から見ることになります。
bank(バンク角)
視線の方向を軸として、画面を回転させる角度です。カメラを傾けることに当たり、見る位置は変わりません。

 

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最終更新日: 2026年10月22日

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