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確率の積の法則(乗法定理)試行 では事象起こり続いて行う試行 では事象が起こる確率は, 試行 では事象起こる確率を, 試行 で事象起こったという条件つきで,続いて行う試行 で事象が起こる条件付確率をとすると,
となる.これを確率の積の法則または乗法定理という. ■確率の積の法則の導出試行 で起こるすべての場合の数を,試行Tで事象が起こる場合の数を, 試行 で起こるすべての場合の数を,試行Tで事象が起こる場合の数を, とすると, 試行1,試行2を連続して行った場合のすべての場合の数は積の法則より, 事象に続いて事象が起こる場合の数は積の法則より, となる.確率の定義より
となり確率の積の法則が導かれる.
■事例による説明数字1のカードが2枚,数字2のカードが3枚の計5枚のカードがある.5枚のカードから1枚のカードを取り,カードを戻さず2枚目のカードを引きます.1枚目に数字1のカードを取り,2枚目に数字2のカードを取る確率を求めよ. 1枚目に数字1のカードを取る確率はとなる.
となる.
初版:2004年7月1日,最終更新日: 2006年4月5日 |